2014年12月04日

教科書では読めない古文


古典文学に関する拙著の紹介です。


どうしても……表紙の春画に目が行ってしまいますが…… 
この本、決して下ネタばかり扱っている本ではありません

 一般の人には、なじみの薄い古文の名作を選りすぐってお届けする、というのが本書の主旨になっています。
 つまり、あまり古文を読んだことのないという人でも、スムーズに古文の世界に入っていけるよう、以下のような点に配慮して書き進めた「古文の入門書」とお考えいただければよいかと思います。

1 平易な現代語訳で、古文を紹介する。

2 現代語訳だけではなく、軽妙な解説文をつけることで、より作品の良さが伝わるようにする。

3 面白い話、下ネタなど軽く読み飛ばせるような話からスタートして、徐々に味わい深い話を紹介していく。

4 一つひとつの話の長さも、短いものから、徐々に長いものへと展開していく。


 というわけで、一冊を通じて、簡易な話、読みやすい話から、徐々に無理なく、深い話、読み応えのある話へといざなうような構成にしたつもりです。
 和歌なども、わかりやすいものから、徐々に高度なものをご紹介していくようにしております。


目次は以下のようになっています。
( )内の青字は、目次に記載はありません。
このブログ用に解説を試みたものです。

はじめに

第一章 ちょっとエッチで摩訶不思議な古文
 一 大人の世界はやっぱり「奥」が深い?
 二 下半身事情は人それぞれ?
(まず、最初は下ネタや笑い話などの短い話からスタートです。
 とはいえ、この章でも最後の方は、ちょっと深い話も紹介しております)


第二章 ビジネスマンの「ためになる」古文

 一 いつの世もアイデア次第でボロ儲け?
 二 勝負に勝つ秘訣とは?
(古文に登場する成功譚などから、ビジネスで成功する秘訣などをご紹介していきます)

第三章 本当は面白い 「和歌」の世界が楽しめる古文
 一 これは巧み! いにしえの「言葉遊び」
 二 もっと気軽に楽しむ! 名歌、迷歌、謎歌
(敬遠する人も多いという和歌の世界
 この章では、ダジャレ的に楽しめるものから、徐々に味わい深い和歌へと、解説を進めていきます)


第四章 「できる男」の違いがわかる古文
 一 スマートでダンディな男たち
 二 スゴ腕のワザ
カッコ良い生き方をした人や信じられない技能を持った人々を紹介。徐々に味わい深い内容になってきます。)

第五章 今と変わらない「人の世」のあり様が知れる古文

 一 昔の人も同じようなことを言っていた?
 二 考えさせられる深〜い話
(最後は現代にも通じるような、少々深い話、読み応えのある話などをご紹介します。)

古文を本格的に読んでみたいと思った方へ―「おわりに」にかえて
主な古典文学の総合オススメ度!
原文にチャレンジ!


この本の最後には20数話分の原文も付されています。
(このタイピングが…… 大変でした)

 もともと、この本は「古文初心者」向けに書かれたものですので、原文とはいえ、できるだけわかりやすいものにしようと心がけました。
 とはいえ、完全に現代仮名遣いに直してしまうと、ちょっと雰囲気が違ってきてしまうし、古文が好きな人には、かえって読みづらいものになってしまいます。そこで、本書では、メインを歴史的仮名遣いにしながら、現代と読みが違うものには、ふりがなをすべてつけるようにしました。
 (「けふ」「きょう」とフリガナがついているわけです。平仮名に平仮名のルビがついているのって、面白いですよね。でもこれによって、かなり、初心者の方でも読みやすいものになったと思っております。)


ちなみに本書で取り上げている古典文学の名前は……というと……
 『今昔物語集』 『古本説話集』 『世間胸算用』
 『日本永代蔵』 『難波鉦』 『徒然草』
 『風姿花伝』 『平家物語』 『太平記』
 『伊勢物語』 『古今和歌集』 『今物語』
 『源氏物語』 『和泉式部物語』 『大鏡』
 『枕草子』 『日本書紀』

となっております。

ごく一部とはいえ、有名どころはかなりおさえていると思います。
(『今昔物語集』からの引用がやはり一番多いのですが……)


今まであまり古文を読んだことがないという方、
学生時代に好きだったけど、最近は全然読んでいないという方
 さまざまな方に是非ぜひ手に取っていただきたい作品です。


なお、下の表紙画像をクリックしていただくと、アマゾンの商品紹介ページが開き、試し読みができます。
ただし、最初の「アダルトな古文」しか読めません……
くれぐれも! こういった内容ばかりではありませんので……




posted by 福田智弘 at 14:23| Comment(0) | 著書紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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